スポーツクラブとはスポーツを愛好する者の自発的・自主的な団体であり、規約など一定の規範のもとにスポーツ活動を行うとともに、会員相互の協調・親睦を図るものである。そして、仲間、施設、活動プログラム、指導者などが結合していつでも、どこでも、だれでもが定期的・継続的に活動するところに特徴がある。
スポーツクラブは、18世紀から19世紀にイギリスを中心に西欧諸国で発達した。最初の頃は、貴族などの特権階級のクラブであったが、次第に中産階級や労働者等を包含した大衆的なクラブへと発展し現在に至っている。
我が国へのスポーツクラブの導入は、19世紀に入って、先ずは学校の運動部活動として、次いで職場のスポーツクラブとして、更に20世紀後半からは、居住地住民を中心とする地域スポーツクラブや都市部を中心とする企業スポーツクラブが急速に普及した。
スポーツクラブの種類には、総合型、複数種目型、単一種目型等の地域スポーツクラブやフィットネスクラブ、ウエルネスクラブ、アスレッチッククラブ等の企業スポーツクラブがある。その他、学校におけるスポーツクラブ(運動部)がある。
文部科学省では、
つまり多世代、多種目、多志向等の特徴を持ち、地域住民により自主的・主体的に運営される「総合型地域スポーツクラブ」を提唱し、その全国展開を最重点施策として挙げている。
公益財団法人日本スポーツクラブ協会は、総合型地域スポーツクラブはじめ全国の各種スポーツクラブをサポートするための内閣総理大臣認定の公益法人である。
なお、総合型地域スポーツクラブについては、文部科学省Webサイト内の「総合型地域スポーツクラブ育成マニュアル」の項目にある詳細をご参照ください。